たんぽぽの葉っぱ

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『たんぽぽの葉っぱ』採取場所:秩父(長瀞町、皆野町、小鹿野町)

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和名:セイヨウタンポポ

科名:キク科

使用部位:葉・花・根

主要成分:イヌリン(多糖体)、タラキサステロール、苦味質(タラキサシン)、カフェ酸、ミネラル(カルシウム、カリウム)

作用:使用部により異なる

 

タンポポは、地球上でもっとも完全な食品のひとつで、生命活動に必要な栄養素のすべてが完全に吸収できる形で含まれています。

生の葉っぱ1カップには…

▶ビタミンAが2000IU(ヒト/成人の1日所要量の1.5倍量)

▶タンパク質は20%(ホウレンソウに含まれる量の2倍)

▶ビタミンC、K、D、B群、鉄分、マンガン、リン、その他の微量元素やさらに豊富なカリウムを含む

👇(…これら生命活動に必要な栄養素の全てを)

完全に吸収できる形で含まれている。

 

ビタミンやミネラルを摂りすぎると、尿の色は濃くなり肝臓や腎臓は疲労してしまいますが、たんぽぽの葉は内臓に負担をかけずに穏やかに栄養補助をします。

たんぽぽの葉っぱはうさぎは植物食動物(草食性)なので、生でもとても与えやすいです。

 

***葉🍃の話***

生のたんぽぽの葉を口に含ませるだけでも作用します。

苦味強壮効果👉体の代謝を整え、消化器系の働きを促進する効果のことです。

苦味成分のあるたんぽぽの葉を口に含むと、即座に唾液の分泌が増えます。

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それが胃に到達すると、胆汁やその他の消化を助ける物質が分泌されます。

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消化能力が増え

消化不良は解消され

栄養の吸収がよくなり

食欲が増進されます

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「たんぽぽの葉っぱは慢性消化不良のうさぎに特に効果的なのです」

※よくオナラをする動物や排泄物に未消化の食べ物が混ざってる時は葉を与えてみましょう

 

「安全で強力な利尿作用と肝臓強壮作用」

水分や老廃物が排出できないままからだに溜まりからだのバランスが崩れると…

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うっ血性心不全や肺水腫

関節炎

胆のう疾患

腎臓結石

…などになります。

利尿剤(フロセミド)は使い方は簡単で効果的ではありますが、水分を排出するという作用がある反面、からだに必要なものと、不必要なものとの区別ができません。

その結果、心臓や脳に重要な栄養素であるカリウムをどんどん尿から排泄してしまいます。

フロセミドを使用している間はずっとカリウムを補うことになります。

👉それに対してたんぽぽの葉っぱはカリウムをたくさん含んでいるので、摂取するだけで排尿で失われる量を補うことが可能です。

【注意】獣医さんが処方する利尿剤の使用をやめさせるための情報ではありません。ホリスティックに精通している獣医さんには相談してみる価値はあるでしょう。

 

***根っこの話***

「安全で確実な肝臓の強壮剤」

肝臓はからだの中で最初にフィルターの役割をする器官です。

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腎臓から対外に排出できるように、血中の毒素や老廃物を取り除く働きをしています。

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肝臓や胆管がうっ血したり、詰まったり病気に侵され機能不全になった場合毒が体に回ってしまいます。

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からだのバランスが崩れたら、黄疸やリウマチ、湿疹、乾性脂漏症、慢性便秘、などの症状が現れます。

栄養豊富で利尿作用のあるたんぽぽの葉っぱ(乾燥、生、チンキ剤、ティー)はこれらの症状を緩和はしますが、根本的な原因を治すには根の部分を使うことをお勧めします。

 

…情報は続きますのでしばらくお待ちください(落ち着いたらアップします)

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***使い方***

1日の与える量:5本の指先でつまんだくらい(1g程度)

*おすすめ*

うっ滞を繰り返すうさぎや、おなかのゴロゴロ、キュルキュルの音が頻繁に聞こえるうさぎ(慢性消化不良)

おしっこが少なく、ドロッとしているうさぎ(体内の老廃物の排泄不良、腎臓結石、肺水腫など)

👇まとめ

※タンポポが嫌いなうさぎには、生のタンポポの葉の汁を数滴口の中に入れてあげるだけでも唾液の分泌が増え、胃に到達し、胆汁やその他の消化を助ける物質が分泌されます。

※利尿作用のある薬剤には即効性はあり、使い方も簡単ですが水分を排泄する作用がある反面、体内に必要なものと不必要なものとの区別ができないため、心臓や脳に重要な栄養素であるカリウムをどんどん尿から排泄してしまいます。それに対し、カリウムを多く含むたんぽぽの葉は、排尿で失われる量を補うことができます。

 

 

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