『秩父のりんご』栽培場所:秩父市荒川
『りんごのおもな栄養素』
🍎カリウム
皮つきのりんご100g中に120㎎含まれています。
カリウムは体内からナトリウムを排出して、血圧を下げる働きがあります。カリウムの摂取を制限しなければならない場合は、りんごを水にさらしてから食べるとカリウムの量を減らすことができます。
🍎リンゴ酸
りんご100g中に0.5g含まれています。
リンゴ酸はりんごだけでなく他の野菜や果物にも含まれている栄養素です。リンゴ酸は疲労の原因である乳酸を分解してくれるので、疲労回復に効果があります。また鉄の吸収を高めてくれるので、貧血を予防するのにも役立ちます。
🍎ビタミンC
りんご100g中に含まれるビタミンCは6㎎です。
ビタミンCの量は他の果物よりも少ないですが、りんごにはビタミンCの吸収をよくする成分が含まれています。ビタミンCはコラーゲンの生成を促進したり、ストレスや病気に対する抵抗力を高めたりする働きがあります。
🍎ポリフェノール
りんごにはさまざまなポリフェノールが含まれています。
プロシアニジン
カテキン
エピカテキン
クロロゲン酸
ケルセチン
こうしたポリフェノールがりんご100g中に100~150mg含まれています。
りんごを切って置いておくと変色してしまいますが、これはポリフェノールが酸素と結合したためです。ポリフェノールは皮に多く含まれているので、皮ごと食べると効果的に摂取できます。
👉リンゴポリフェノールでアンチエイジング(老化防止)→抗酸化作用
👉カテキンを含めて100種類以上のポリフェノールが含まれれる集合体で、りんごの皮に多く含まれています。
👉ポリフェノールには、脂肪を合成する酵素を抑制する働きがあります。さらに、脂肪を燃焼させる酵素を活性化させる効果もあるようです。
👉ポリフェノールが余分な脂肪を体の外に出すサポートをします(デトックス)
🍎食物繊維
りんごには食物繊維が100g中に1.9g含まれています。
食物繊維のペクチンは、水溶性食物繊維で便をやわらかくして排便を促す働きがあります。また善玉菌を増やして、悪玉菌が増えるのを抑えてくれるので腸内環境を整えるのにも役立ちます。不溶性食物繊維も多く含まれていて、便のかさを増やして大腸を刺激し、スムーズに排便できるようにしてくれます。
👉ペクチン
腸の有害な物質を排出して腸の調子を整えます。ペクチンは皮と果実に含まれています。
【りんごの効果】
1.高血圧の予防・改善
りんごには高血圧を予防したり改善するのに役立つカリウムが含まれています。カリウムが体の中のナトリウムを外に出してくれるので、血圧を正常に保つことができます。カリウムは水に溶ける性質がありますが、りんごは野菜のように茹でたりすることなくそのまま食べられるので効果的にカリウムを摂取できます。
2.便秘、下痢の解消
りんごには便秘解消に効果的な食物繊維が含まれています。食物繊維が便をやわらかくしたり、排便を促したりしてくれるので、*便秘で悩んでいるうさぎにはりんごを積極的に食べましょう。※与えすぎには注意!
3.アレルギーの緩和
りんごがアレルギーの緩和に役立つと言われているのは、ポリフェノールとペクチンが含まれているからです。ポリフェノールやペクチンは、免疫反応が過剰に起きるのを抑制する働きがあります。またりんごは腸内環境の改善にも役立つので、*お腹を壊しやすいうさぎにもおすすめです。
*りんごは、「便秘」「下痢」のどちらにも有効です。
4.ダイエット効果
りんごポリフェノールは、脂肪を分解する酵素リパーゼの活性を抑制する働きがあります。そのため小腸に脂肪が吸収されるのを防いで、体外に排出してくれます。またポリフェノールには、脂肪をエネルギー源として燃やす酵素を活性化するという効果もあります。
5.疲労回復
リンゴ酸には、疲労回復効果があります。疲労物質の乳酸を分解してエネルギーに変えてくれるので、疲労が蓄積するのを防いで疲労を回復してくれます。
6.むくみの予防・改善
りんごは、余分な水分を貯め込むことによって生じるむくみを改善したり予防するのに役立ちます。カリウムが体内の余分な水分を排出してくれるので、りんごを食べるとむくみの予防や改善が期待できます。
「栄養豊富なりんごの皮!」
りんごの皮は、体を守る抗酸化成分であるポリフェノールが豊富に含まれています。
この成分は、体内の活性酸素を除去し、動脈硬化や老化の予防に役立つことが研究で明らかにされています。特に、りんごの皮の近くには、このポリフェノールが集中しており、皮ごと食べることで、この健康成分をしっかりと摂取することができます。
さらに、β-カロテンもりんごの皮には豊富です。この成分は、免疫力の向上や視力の保護など、さまざまな健康効果を持っています。実際、りんごの皮つきと皮なしでのβ-カロテンの含有量を比較すると、皮つきの方が約2倍の量を含んでいることがわかります。
そして、りんごの皮には食物繊維もたっぷり含まれています。食物繊維は、腸内環境の改善や便秘解消に役立つことが知られています。りんごの皮つきと皮なしでの食物繊維の含有量を比較すると、皮つきの方が約0.5g多く含まれていることがわかります。
これらの栄養成分を考慮すると、りんごは皮ごと食べることで、健康に良い成分を効率的に摂取することができるのです。
「りんごの皮を食べる場合、農薬が心配」
りんごの皮には多くの栄養が詰まっていますが、農薬の残留が気になる方も多いでしょう。日本でのりんごの栽培は、農薬の使用基準が厳格に設定されており、安全に楽しむことができます。しかし、より安心して皮を摂取するためには、水や食塩水でしっかりと洗浄することが推奨されます。
さらに、オーガニックのりんごを選ぶことで、農薬の心配をさらに軽減することができます。秩父市荒川村のりんご農家さんから譲ってもらった安心なりんごを、丁寧に天日干しした栄養価の高いりんごです。
生リンゴは、日干し乾燥することにより3~10倍栄養価が上がります。
少量でたくさんの効果が得られます。
1日に与える量:1~2g
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