『おおばこの葉っぱ』採取場所:秩父(長瀞町、小鹿町、皆野町)の山
和名:車前草(草)、車前子(種)
学名:プラタゴアジアティカ
科名:オオバコ科
使用部位:葉・種…すべての部位
主要成分:プランタサン(プランタギニン)、アオクビン(オークビン)等のイリドイド誘導体、サポニン
作用:消化器や泌尿器、皮膚
👉主な薬効は体内粘膜の潤滑、鎮静、保護作用、皮膚軟化作用、収れん作用、抗炎症作用、止血作用
「ありふれた雑草で一度はみなさん踏みつけたことがあるのでは?
収穫する野菜のすぐそばで踏みつけられているこの野草。
実は、その野菜より栄養価が高いということにまったく気づいていないのでは?」
オオバコはビタミンC、A、Kの豊富な野草です。
粘性と収れん性があるので、体内や皮膚の炎症を緩和する素晴らしい効果があるのです。
黄色球菌や黄色ブドウ球菌、枯れ草菌に対しての抗菌作用があることも証明されています。
これらの作用すべてが組み合わさり、広範囲の泌尿器や消化器、呼吸器の疾患に効果を発揮するといわれています。
👉尿管の軽い出血を止め、炎症を緩和
👉バクテリアに感染した時、尿砂が通過するときの痛みを鎮める
👉下痢や腸の炎症などさまざまな症状を鎮める
👉潤滑・抗炎症作用もあり、消化できないものを食べてしまった場合の胃や腸管の炎症を起こした場合にも有効
👉種子とさやは緩下作用(水分を保持して膨大、軟化し、大腸に到達して蠕動運動を亢進する)と食物繊維の供給源
オオバコはできるだけ生を使用したいです。
そのまま食べない子には…
根っこも含めて、植物全草をミキサーにかけできるだけ細かく刻んでかぶるくらいのぬるま湯を加え、ねばねばした濃緑色になるまで混ぜる。※熱湯は抗菌作用のある加水分解酵素が壊れるので使用しない。濾し器で濾して、密封したガラス瓶に入れて冷蔵保存します。かなり低い温度で保存しておけば、2週間程保存可能です。
内臓不調の場合、体重1㎏に対して、シリンジで1mlを1日に1~2回与えます。
そのまま食べる子には…
毎日の食事に生のままで2~3枚与えます。
【乾燥葉の与え方】
1日2~3枚。
※飲水量を必ず確認してください。