『くずの葉っぱと花』採取場所:秩父郡長瀞町の山の中
花から、根っこまで余すことなく利用できる万能植物です。
別名:カンネ、カンネズラ、クズカズラ
葛の蔓の話
「初夏の葛の蔓を刈り取って発酵」
葛の蔓から繊維を取り出して布を織ることができます。
初夏、まっすぐに伸びた葛の蔓を刈り取りリースを作るように丸めて大鍋で湯がきます。
湯がいた蔓を土中で2~3日発酵させる。
表面が柔らかくなるので、川の中で洗ってあげると、きれいな繊維だけを取り出せます。
フワッとなってかわいい繊維。
絹のような光沢が出ることから、平安時代にはきらびやかな貴族の着物に使われたようです。
👉天然の抗菌作用のある布
👉水にぬれてもすぐに乾き、軽い布
👉明治には美しい壁紙として使用され、今では「掛川グラスクロス」と呼ばれ高級なお土産になっている
*葉・根*
成分:イソフラボノイド、イソフラボノイド配糖体、ブテノリド、トリテルペノイド配糖体、ブテノイド、トリテルペノイドサポニン
👉葛の葉は甘いものが好きな方に…(飼い主さんかな?)血糖値を下げる効果も期待できる
👉タンパク質に富んでいてイソフラボノイドを容易にかつ効果的に摂れる
フラボノイド
血管を拡張する作用や神経系を安定させる働きがあり、高血圧や血管系を患っているうさぎに効果が期待される。
血行促進効果があるので体を温める。
サポニン
若返り効果がある。
血管に付着するコレステロールを取り除いたり、血液中の脂質量を減少させる働きがある。
イソフラボン…というポリフェノール👉美容や健康に期待💛
解熱、鎮痛、鎮座、消炎、血行促進
過剰なホルモン反応の抑制効果がある。
止血解毒効果があり、生葉を絞った汁を切り傷につけると止血に効果的。
胃腸の調子が悪い時、食欲のない時、ティーを飲ませると胃の炎症を抑える。
葉緑素も豊富で、ビタミンミネラルのバランスがよい。
*花*…秋の七草のひとつ
「オミナエシ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、フジバカマ、クズ、ハギ」
お好きな服は(おすきなふくは)?と覚えるといいね👍
葛の花を乾燥させると「葛花(かっか)」とう二日酔いの薬になります。
葛の葉の香りは、ぶどうジュースのような甘い香りがして、虫たちにも大人気です。
ですから、虫たちが出ていてくれるまで、乾燥させるのに時間がかかります💦
「葛の花のイソフラボン」
👉お腹周りの脂肪を減らしてくれる効果を期待できますので飼い主さんも是非使っていただきたいです。
👉肝臓での中性脂肪の蓄積を防ぎ、体重増加や内臓脂肪を抑制する効果も発表されています。
👉ほのかに甘みがあり飲みやすい(食べさせやすい)
*くずの葉と花をおすすめするうさぎ*
避妊手術後のうさぎに…葛にはエストロゲンがザクロの600倍も含まれており、女性ホルモンであるエストロゲンが急速に失われる避妊手術後のうさぎに効果が期待できます。
くしゃみや咳をするうさぎに…風邪、気管支、喉を保護する。
疲労回復、解熱、喉の渇きを抑えるなどの効果がある。
成長期のうさぎ…陽気を補い、体をたくましくする効果がある。
元気のないうさぎに…気の流れをよくする。
老齢期のうさぎに…骨粗鬆症、関節炎、肝機能の改善、皮膚の改善、老化防止にも優れた効果がある。
*1日の与える量*
葉を2-3枚
葛の葉は気が強いため、3日おきに与えると効果的